台風と台風一過の蒸し暑さの間に2冊の本を読む。
どちらもグローバリズムの終焉と、これからについて書いている。

イアン・ブレマーは「世界は対立により分断が進み、グローバリズムという世界の構造が終焉を迎え、AIなどの技術革新により、この対立は深刻さを増すことになる。これを乗り越えるためには壁を作ること(ポピュリズム)か社会契約を書き換えることが必要だ。」という問題を提起している。

馬渕睦夫は「日本は世界的なグローバリズムの波により、壁をなくしてきたが。それによって対立を生んでしまった。これからはグローバリストに耳を貸さず、日本が持っていた独自のシステムの良さを見直し、社会制度を変えていくことが必要だ。」と日本の社会契約の書き換えを主張している。

著者のふたりは認識していないが、この2冊は根底でつながっている。

偶然、これらの本を読むことになったのは、ワールドチャンネルからのシグナルだろうか?