2021年読了7冊目。
6冊目に続いて「心理的安全性」に関する本。
 
日本文化・日本組織における「心理的安全性」について書かれた本。
従ってエイミー・エドモントンの著書よりも実感しやすい内容になっている。
 
「心理的安全性」とは、組織やチーム全体の成果に向けた、率直な意見、素朴な疑問、そして違和感の指摘が、いつでも、誰もが気兼ねなく言えること。
心理的安全性がある組織では、タスクのコンフリクトは業績にプラスの影響がある。
 
日本文化においては、①話しやすさ ②助け合い ③挑戦 ④新奇歓迎という4つの因子が存在すると「心理的安全性」を生み出すことができる。これはエイミー・エドモントンの「無知・無能・邪魔・ネガティブ」がない状態を目指すという考えとは違います。
 
一つ一つのチームの背負った歴史が「関係性・カルチャー」を作っている。つまりこれは、リモートワークになった時には、変えるチャンスが訪れるということでしょう。
 
ここまでは読み応えがあります。
後半部分は「心理的安全性」を伴う組織を作ることができるリーダーになるための、具体的なノウハウが書かれています。
エイミー・エドモントンの著書と合わせて読むと良いと思います。