2021年読了6冊目。
「心理的安全性」を発見したエイミー・c・エドモントンの新著。
彼女のフィールドワークにより、心理的安全性に関する様々な事例が集められ、組織学習・イノベーション・組織の成長につながることが、より強く語られている。

まず、心理的安全性と信頼は異なることを明確にする。これらは混同しやすい概念であるので、重要なポイントになる。その上で、組織に心理的安全性を根付かせるためには、リーダーが果たす役割が重要であることを説明している。
リーダーにとって最も重要なことは「知らない」「分からない」ということを率直に言えることである。

「土台を作る」「参加を求める」「生産的に対応する」という三つが、心理的安全性を確立するための、リーダーが使うべきツールである。

後半は、前著の「チーミング」を「心理的安全性を確立できるチーム」として発展させたものである。
これを日本の組織で実現するにはどうすれば良いのか、これは私の次の課題です。