2020年飛ばし読みで読了していないけど25冊目。
 
耳鼻咽喉科の専門医が、長年の聴力と脳の機能の研究からまとめた、日本人の特徴について書いた本。
専門的な研究論文が大半なので、まったく詳しくない私にはちんぷんかんぷん。
そこで読めそうな部分だけを熟読して、あとは飛ばし読みにした。(角田先生すみません)
 
興味を引かれたことが2つ。
 
日本人は西洋人が雑音として処理する音(虫の音や楽器音)も、言葉を処理するように処理している、つまり左の言語脳で処理している。(へぇ−)

このことにより、日本人は虫の音や楽器(特に邦楽器)の音を言葉に置き換えて理解する。(あれ松虫が鳴いている、チンチロチンチロチンチロリンとか、三味線の音をベーンベーンベンとか言うわな確かに)
 
日本語にオノマトペ(擬声語)が多く、副詞として使われる事が多いのは、この言語処理方法による影響である。(雨がしとしと降る、この道をばーっと行って、どんと突き当たったら、左へくるっと回って・・・なるほどなるほど)
 
最後に、音楽を言語脳で処理する日本人には、ながら学習は向いていない。(もしかするとそうかも)
 
面白い本でした。