10月4日〜5日、名古屋の大型機械設備会社で指導員研修を行いました。

この会社は、産業システムや汎用機械、発電所、社会インフラから船舶、航空機まで、大きな機械設備を作っている会社の保守子会社です。
納入設置した設備や機械の保守を確実に行わなければならないため、親会社から転籍者を多数受け入れていて、指導員の方達は、転籍してきた人達を育成するスキルを習得する必要があります。

梅雨の時期に第1回の研修を行い、好評だったため対象を拡大して第2回を行いました。
今回は課長クラスも参加され、大変活発な2日間になりました。

課長クラスの方達は、この会社がM&Aされる前の会社から勤めている方が多く、会社の規模が大きくなっていくことに戸惑いながらも、転籍してきた人材を育成することの重要性を理解されていて、かつ、自分たちが経験してきた育成方法では人材が育たないことも理解されているので、研修に対するレディネスが高くかったのです。

設備や大型機械の更新は10年以上のサイクルですが、保守は納入後継続して行わなければならず、老朽化が懸念されている日本の社会インフラの保守を担う人達が、このスキルによって育つシーンを思い浮かべて、ほんの少しだけ社会的インパクトがある仕事をしたなと感じました。