消えた仕事の本。桶屋、鍛冶屋、紙漉き職人、提灯屋、ポン菓子屋、荒物屋、幇間、口入屋、代書屋などなど落語に出てくる商売が目白押し。

なくなった仕事ということは、若い人は落語を聞いてもイメージが湧かないということですね。

サンドイッチマンはペコちゃんや、ナショナルキッドや、サトちゃんに職を奪われたのかとか、
三助は時間ですよの堺正章か、とか色々想像してしまいました。
女衒と公娼があったり、泣きばいや倒産屋やつぶ屋があったりと、仕事を幅広く扱っている。

公園で万年筆を売ってる人(泣きばい)を見たことがあったり、
阿部野橋の歩道橋では傷痍軍人がアコーディオンを弾いていたり、
実家が内職でこうもり傘の張り替えをしていたり、
結構身近に感じる仕事もありました。