2021年読了14冊目。
13冊目の「DXによる変革」を行うためには、組織をそれに合わせて変革する必要がある。
では、どのような組織が必要なのだろうか、これについて学びたいと思って読んだ本。当たりでした。
 
著者は日本企業からは外資まで、またオレンジ型からテイール型に近い組織で変革の経験がある人なので、実体験に基づいて簡潔に整理されている。
 
「DXの本質はデジタル技術と合理的マネジメントを融合すること」そして「DXを実践する上で不可欠なのはGAFA的な働き方である」この基本は重要ですね。両輪が揃わないとうまくいきません。
ここでいうGAFA的な働き方というのは、フレデリック・ラルーが提唱したティール組織での働き方に近いものです。
 
「DXを成功させるための5つのポイント」
ここではクレドやミッションステートメント、ジョブ型の人材配置、コミュニケーションの最適化、実力主義とインクルージョン、KPIとOKRの明確化が挙げられている。
特にコミュニケーションの最適化については、コロナ禍によるリモートワークの普及も影響して、非常に重要です。ここは見過ごされそうなポイントだと思う。
 
DXには企業組織の再設計が伴わなければならない。この点がクリアーになった。