2017年8月17日

An Everyone Culture (邦題 なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか)読了。ある人から英語版の内容の概略を聞いていたのだが、読んでみると印象はかなり違った。DDOを作るためには、リーダーが心から決意して、まず自らが範を示し、メンバー全員が自分が成長できる点を見つけ、免疫マップを使ってマインドセットを変える方法を見つけ、心理的安全が保たれた職場で、上司や同僚からのコーチングを受けながら発達していくようにする。「なぜ人と組織は変われないのか ロバート・キーガン著」、「チームが機能するとはどういうことか エイミー・エドモントン著」、「能力の成長 加藤洋平著」、さらには「インテグラル・スピリチュアリティ ケン・ウィルバー著」と共通するコンテクストの内容でした。カウンターとして、セリグマンを再読する必要もあると思います。
ところで、この本の訳者の池村千秋さん、素晴らしい訳出です。監訳者の中土井僚さんも良い仕事をしたのでしょう。拍手。